山菜としてのリョウブ

山菜と言えばタラノメやコシアブラがあまりに有名です。

しかし、「リョウブ」も見かけたら、是非採取してみてください。

リョウブの特徴

北海道南部から九州までの幅広い地域において、主に山地でみられる樹木です。

リョウブの木は、夏であれば分かりやすい白い花を咲かせます。

春の山菜シーズンには、サルスベリによく似たツルツルとした樹皮が目印となります。葉は枝先にまとまってつき、楕円形で縁に鋭いギザギザがあります。

今回、林を散策しているとリョウブを発見。

リョウブの木

リョウブの木

リョウブの芽は救荒植物として知られ、米に混ぜ込む「リョウブ飯」として食べられてきた歴史があるといいます。

そこで、今回はリョウブ飯に挑戦することにしました。

採取

リョウブの新芽

リョウブの新芽

リョウブの新芽は、枝のいたる所から大量に出ています。

木自体も大きくなるため、1本のリョウブから大量の新芽を採取することが可能です。

今回は、味見程度に一掴み、採取しました。

簡単なリョウブ飯の作り方

材料(1人前)

  • リョウブの新芽 1掴み
  • お湯 適量
  • 炊きたての白米 茶碗1杯
  • 粗塩 適量

下処理

水で洗う

まずは水でよく洗います。

さっと茹でる

沸騰したお湯で数十秒ほど、さっと茹でます。

お湯に緑色の色素が出てきます。

茹で上がったリョウブ

茹で上がったらザルにあげ、

ぎゅっと絞り、水気を抜きます。

リョウブを刻む様子

刻む

包丁で数ミリ幅に刻みます。

塩は多めがおすすめ

刻んだリョウブに粗塩をかけて、しっかりと混ぜ合わせます。

ご飯に混ぜ込むので、塩は強めがおすすめです。

リョウブ飯の素

こうして「リョウブ飯の素」が完成。

あとは炊きたてのご飯に混ぜ込むだけです。

ご飯にかけて

ガツガツと混ぜ込む

完成です!

実食

リョウブ飯

鮮やかな緑の見た目が素晴らしいですね。

香りは、タラノメ(タラノキ)やコシアブラなどのウコギ科の山菜とはまた違った、清涼感のある香りがします。

頬張ってみると、程よい塩気とリョウブの食感と旨味、香りがプラスされ、確かに美味しい。

1点、気になったのは葉のケバケバ感。葉に小さな毛があるので、茹でる前に塩もみなどをするのもありかもしれません。

今回は、かつて救荒植物として親しまれたリョウブを、令法飯(リョウブ飯)にして食べてみました。

まだ工夫のしようはありましたが、控えめながら香りと旨味があり、十分美味しくいただけました。これは、おにぎりなどにしても美味しそうです。

皆様も、リョウブの木を見つけたら是非ご飯に混ぜ込んでみてください!